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「巨人の影」攻略記(その9、ゴルゴンの墓所)

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ドラゴン勇士団の始動

 

リモートNOVA『前回、フォーティは老剣士マリクとの対面後、狩人のグースとコンビを組んで、ドラゴン剣士団、改めドラゴン勇士団を結成した』

 

アスト→グース「ということで、グースの担当はオレがやる。フォーティの兄貴を支える弟分ってことで」

 

ダイアンナ→トウィクシル「あたし、いや、ぼくはランプの魔人のトウィクシルだ。仲間内のヒエラルキーは、団長のフォーティご主人さまがトップで、従者のぼくが2番。新入りの下僕は格下後輩ってことで」

 

グース「誰が下僕だ!? って言うか、魔人の声はフォーティ兄貴にしか聞こえないんじゃなかったのか?」

 

NOVA『今回から、団員には聞こえるようにした』

 

トウィクシル「そういうことで、後輩は先輩を尊敬するように。さもないと呪ってやるから」

 

グース「人を呪う力があるなら、働けよ。寝てばかりじゃなくてよ」

 

トウィクシル「ぼくだって働きたいさ。だけど、ゲームブックの文章ではトウィクシルの出番がほとんどなくてさ。勝手に捏造するにも限度があるんだよ」

 

NOVA『前の〈エルフのブーツ〉の時みたいに、マジックアイテムの匂いなんかを感知できるように設定しよう。ここから先のダンジョンで分かれ道があった際に、トウィクシルがヒントをくれるんだ。そのために、ダイアンナには俺の攻略ノートを見せてやろう。ついでに、ディレクター役も代わって欲しいな。俺はフォーティのプレイヤーに専念するから。ここからは本格的な冒険として、臨場感を重視したい』

 

グース「今までの話は、冒険じゃなかったのか?」

 

NOVA→フォーティ『ここまでのシティアドベンチャーは、祭りの雰囲気を楽しむのと、情報収集や冒険の準備のアイテム入手がメインだったと思う。ここから先は危険度が高まるので、気持ちを切り替えようってことだ』

 

トウィクシル→ダイアンナ「では、あたしはディレクター兼トウィクシルとして振る舞えばいいってことだね。ええと、グースが仲間になったパラグラフは353番。その後、トウィクシルがグースをからかったりするやり取りを経て、3人の勇士団はハーメリンから南へ向かう。その間、グースは巨人の脅威について、とめどなく語っているそうだよ」

 

グース(アスト)「頑張って、それっぽくロールプレイしてみるか」

 

 

グース「それにしても、あんな化け物をどうやって倒す気なんだ? 兄貴の作戦ってものを聞かせてくれよ」

 

フォーティ『俺の作戦っていうか、先代の【竜の剣】の所有者のマリクさんが言うには、鉄の塊を倒すには錆びさせるといいらしい。そのための手段が〈ゴルゴンの墓所〉に眠っているそうだ。俺たちはそれを手に入れに行く』

 

グース「そのマリクさんは兄貴の師匠か何かか?」

 

フォーティ『師匠というには知り合って間もないが、若い頃はいろいろな戦いや冒険に挑んで来たらしい、歴戦の剣士の風格があったな。師事して、あれこれ学びたいと感じさせる漢ではあった。異世界から来た戦乙女に導かれて、火山島でトカゲ王と戦ったとも聞くが知っているか?』

 

グース「知っているような、いないような……確か船乗りのマンゴとか、キウイとかがどうこうって話じゃなかったか?」

 

フォーティ『リサ・パンツァと同時代の古い話だよな。そんな時代の先達がマリクさんなんだよ。昔話を聞くだけでも、冒険者としてはワクワクさせられる』

 

グース「兄貴が尊敬する頼り甲斐のある御仁だということは分かったよ』

 

 

ダイアンナ「……という話をしているうちに、やがて月岩山地の岩だらけの山の裾野にたどり着いた。そこを登ろうとすると、前方から身長1メートル弱の緑の肌をした人型生物が群れをなして駆け下りて来た」

 

フォーティ『ゴブリンか?』

 

グース「今はそのセリフだけで、何か笑えてしまうんだよな」

 

ダイアンナ「ゴブリンではなく、ピクシーだ。あなたたちを取り囲むと、群れのリーダーが『我らはピクシー・ヒル盗賊団だ。金貨をすべて置いて行け!』と脅迫して来る」

 

フォーティ『こちらはドラゴン勇士団だ。この【竜の剣】の錆になりたいなら掛かって来るといい』

 

グース「それと弓の餌食にもな」

 

ダイアンナ「あなたたちが数の劣勢にも怯えない自信満々な態度を示すと、ピクシーたちは動揺して、慌てて逃げ出した。運点を1点加えること」

 

フォーティ『これで原点まで回復した。もしも、脅しに乗って金貨を払ったら、運点も2点失うので、あまり勧めない』

 

グース「というか、金貨をすべて寄越せなんて交渉としてもあり得ないだろう」

 

フォーティ『これで本気で降伏する選択肢を選ぶプレイヤーは、冒険者向きとは言えないな。巨人と戦う予定なのに、たかだかピクシー相手に弱腰なんてよ』

 

グース「兄貴が弱腰だと、どこが勇士だって話になるもんな」

 

フォーティ『売られたケンカは買う。それが勇士団の掟だ』

 

トウィクシル(ダイアンナ)「さすがは脳筋ご主人さまだ。そこに痺れる憧れるぅ……と持ち上げよう」

 

グース「やれやれ。戦わない奴は気楽なもんだぜ」

 

石ゴーレムの王座

 

ダイアンナ「ピクシーたちを追い払ったあと、険しい月岩山地の坂道を進んでいくと、大きな背もたれの石造りの王座がある」

 

フォーティ『これがコーダー・ストーン……なのか?』

 

グース「何だそりゃ?」

 

フォーティ『〈ゴルゴンの墓所〉の目印らしいが、だったら近くに2つの洞窟があるはず』

 

グース「見たところ、それっぽい物は見当たらないな。王座に座ってみると、洞窟の入り口が開くとか?」

 

フォーティ『よし、グース、座ってみろ』

 

グース「ご冗談を。罠だったらどうするんだ?」

 

フォーティ『強引に踏み越える。それが脳筋勇士団の掟だ』

 

グース「だったら団長自ら実践してみせてくれよ。本当に座ったら、その勇気と胆力を尊敬するからさ」

 

フォーティ『おお、勇気と胆力か。ならば……』

 

ダイアンナ「フォーティが王座に座ると、暖かな光が放たれて、活力が湧いてくる。技術点1と体力点3が回復すること」

 

フォーティ『よし、体力も完全回復だ。こうなることは分かっていた』

 

グース「プレイヤーはそうだろうけどな。グースとしては、フォーティの大胆さに尊敬の念を禁じ得ない」

 

フォーティ『しかし、良いことだけではないようだ』

 

ダイアンナ「フフフ、運だめしをしてもらおうか」

 

フォーティ『(コロコロ)10だ。問題はない』

 

ダイアンナ「だったら平穏無事か。ディレクターの立場では、いまいちつまらないな。失敗すると、王座の番人の石ゴーレム(技術8、体力11)が起動するんだが。戦槌を持っていないと太刀打ちできずに、運点1と体力点3を失って逃げるしかない」

 

フォーティ『その場合に備えて、戦槌は用意していたんだがな。使わずに済んだようだ』

 

グース「罠が発動しないと、冒険物語って刺激がなくて面白くないんだよな」

 

フォーティ『攻略情報なんかを読んで、そこに罠があると分かっていれば、それに引っかからずに済んだ幸運も自覚できるが、罠が発動しない=危険がなくて平穏=自分の幸運にも気づかないってことだ。罠が発動しても、大禍なく乗り越えてこそ適度なバランスの冒険と言えるだろう』

 

ダイアンナ「優秀な冒険者の証明は、罠を発動させないのではなく、発動した罠を上手く切り抜けることができるというのが挙げられるかも」

 

フォーティ『あらゆる罠を事前察知して避けられる能力があったとしても、ストーリーゲームとして面白く描くのは困難だし、読者としてもゲームマスターとしても、主人公やプレイヤーキャラが罠に対処する様子を見るのが楽しいのであって、それを避けてばかりだと物語の盛り上げどころがなくてつまらないという結論になる』

 

グース「主人公がピンチに陥らないストレスなしの冒険譚じゃ、危険を冒す冒険とは言えないもんな」

 

フォーティ『よって、最適解を選べば楽しいってものでもないことは訴えつつ、運だめしは失敗ルートを覗き見ることで、自分の幸運を自覚できるという話だ』

 

ダイアンナ「何にせよ、『石ゴーレムの王座』イベントは石ゴーレムが登場しなかったので、ただの『石の王座』イベントとして処理されたってことで」

 

コーダー・ストーン

 

ダイアンナ「パラグラフ11番だ。山地のさらに奥に進むんだけど、グースはさまざまな冒険の話をして、フォーティを楽しませてくれる」

 

グース「お喋りなムードメーカーなんだよな、オレ」

 

フォーティ『FFゲームブックの主人公は、ドラクエなんかと同じ無色透明な「きみ」として描かれているのが基本だから、地の文では寡黙なんだよ。だから、その性格は選択肢次第とか、アクション時の行動なんかで想像するのが楽しいとも言えるが、キャラが作り込まれているのは同行者などのNPCだ。だから、主人公の格好よさはプレイヤーそれぞれの脳内にあるのであって、ファンの話題としては同行者の格好よさとかコミカルさなんかが語り草になる。グースは、ハーメリンの雰囲気に合ったような陽性コミカルなノリだけど、地の文を読むと結構、博学なところもあって、主人公の足りない知識を補完してくれたりする』

 

グース「まあ、美少女ゲームにおける『主人公の親友ポジション』だな。ゲーム攻略上の必須知識や噂話によるマメ情報を提供してくれるというか。しかし、オレが詳しい情報となると……馬とか、剣の精霊の話かな。リサ・パンツァの剣のアストラル・ソードがいいよなあ、とか、オレの弓にも精霊の力が込められていればいいのによ、とか」

 

フォーティ『そう言えば、FFには弓使い主人公っていないよな。SFだと銃使いが定番だが、「ホビットの冒険」のバルドみたいな弓使い英雄を用意してもいいと思うが』

 

グース「いや、弓キャラはナンバー2なクール担当なんだよ」

 

フォーティ『クール担当? お前が?』

 

グース「いや、オレは伝説の赤ツバメみたいなクール担当じゃないのは分かってるよ。どちらかと言えば、スタッブ寄りだな。義理人情に篤いナンバー3ポジションというか。クールじゃないお喋りな弓キャラというのは、少し珍しい属性だとは思うが、こう見えても普段は寡黙なんだ。ただ、伝説の剣士みたいな風格を備えた兄貴の冒険に加えてもらって、ワクワクしてるというか、いつもよりテンションが高くて舞い上がって、存在感をアピールしようと必死なんだよ」

 

ダイアンナ「おかげで、トウィクシルのコミカルさも塗り潰された感じだね。グースがいなければ、もっとトウィクシルの出番が増えていたと思うんだ。役割が完全にかぶってるというか」

 

グース「とにかく、オレは陽気な狩人という、ファンタジーゲームでも少し珍しい属性のキャラになったと思う……ってメタ交じりの自己分析はこれぐらいにして、そろそろ話を進めないか? いつまでもダベッていても仕方ないだろう」

 

ダイアンナ「では、山道を歩くのに話し疲れて、体力点2点を減らすこと」

 

グース「減らすのは、フォーティの兄貴だな」

 

フォーティ『グースの止めどないお喋りを聞くのに疲れて、体力点が18点に減ったというところか』

 

グース「オレのせいにするなよ!?」

 

ダイアンナ「時おり、頭上を猛禽類が飛び回ったり、空高くからペガサスが飛んできて、西の空に飛んで行ったのを見て、グースが興奮している……って書いてあるね」

 

グース「おお、凄え。ペガサスと言えば、リサ・パンツァの物語を連想するな」

 

フォーティ『この辺りでは、ペガサスってよく見られるのか?』

 

グース「そんなわけがあるか。きっと巨人のことを警戒しているんだよ。もしかしたら、

伝説の〈空の守り人〉って連中が動いているんじゃないか?」

 

フォーティ『〈空の守り人〉? 確か、南の海を越えた異郷の話じゃなかったのか?』

 

グース「謎かけ盗賊みたいに神出鬼没で、こっちに出張することだってあるんじゃないか? 何せ、空には境界線なんてないんだからさ。気球とか、飛空船とか、一回乗ってみたいもんだぜ」

 

フォーティ『俺は、謎かけ盗賊とやらに拉致されたりするのは勘弁だな。それじゃなくても、巨人のことで今は手一杯なのによ』

 

グース「謎かけ盗賊が巨人を退治してくれたりしないかな? 巨人は明らかに世界のバランスを破壊する存在だろう?」

 

ダイアンナ「運命神ロガーンは、リーバーじゃなくて、今回はフォーティを選んでいるんだ。そもそも、フォーティの時代にも謎かけ盗賊って健在なんだろうか?」

 

フォーティ『もしかして、仮面を受け継いだ「謎かけ盗賊3世」に代替わりしているかもしれない』

 

 

ダイアンナ『ともあれ、何時間も歩いて正午過ぎに、ようやく2つの洞窟を発見した。コーダー・ストーンらしい石の柱も洞窟の前に立っていて、その影は右の洞窟を示している」

 

フォーティ『一つ疑問なんだが?』

 

ダイアンナ「何?」

 

フォーティ『日数経過の問題だが、マリクは「明日に合流する」と言ったんだな。で、本作ではハーメリンの序盤に一度、宿に泊まって、それから街の散策とマリクの発見、月岩山地の踏破までがずっと正午までの話なんだろうか?』

 

ダイアンナ「途中で夜営をとったとか……書いてないな」

 

フォーティ『朝6時から7時ぐらいに宿を出て、それから祭りのイベントを堪能したり、マリク探しに明け暮れるだけで、早くとも昼過ぎになったような気がするんだが。その間にミニダンジョンも攻略したわけだし、どこかで一晩過ごしたと考えないと計算が合わないような気がしてならない』

 

グース(アスト)「フォーティの兄貴……というかNOVAはつまらないところで細かいんだな。時間制限とか、1日何も食べていなければ体力点が減るといったゲームじゃないんだから、そういうことを気にする必要はないだろう?」

 

フォーティ(NOVA)『その辺は、ジャクソンの方が「サラモニスの秘密」などで日数管理が厳密なんだよな。しかし、マリクさんが「明日会おう」って約束したんだから、その辺の管理は厳密であって欲しいかなって』

 

グース「よし、ではゲームブックには書かれていないが、オレと会ったあと、兄貴は石の門の近くの宿で勇士団結成の祝宴を開いた。そこで胸襟を開いて、一晩の宿で寝泊まりした後、翌朝、ハーメリンを出発して今が昼ってことでどうだ?」

 

フォーティ『そんなところが妥当だろうな。グースが弓矢で仕留めた小動物で軽く昼食をとりながら、マリクさんを待つが来ない。先に洞窟に入ることにしようと決めたが、右の洞窟が正解だな』

 

グース「じゃあ、右に向かうぜ」

 

フォーティ『しかし、左も気になるので、ランプの先っちょを洞窟に差し入れ、トウィクシルに臭わせる。どんな匂いがする?』

 

ダイアンナ「『クンクン。う〜ん、死の臭いとお宝の匂いがする』と、ランプの魔人は言った」

 

フォーティ『右はどうだ?』

 

ダイアンナ「『クンクン。こっちはたっぷり濃厚な死の臭いだね。お宝はあまり匂わないけど』と、ランプの魔人はいかにも不快そうに言った」

 

グース「どっちも死の臭いか」

 

フォーティ『墓所なんだから当然だな。よし、まずは左に入って、お宝を回収して、それから本命の右に入る。正解ルートをまっすぐ進むよりも、先に脇道のお宝を回収して進むのがダンジョン探索ゲームの基本だろう』

 

グース「メタ発言もいいところだが、フォーティの兄貴はトレジャーハンターだって話も聞いたからな。野外が専門の狩人よりも、ダンジョン探索は慣れているんだろう。付いて行くぜ」

 

左の洞窟

 

ダイアンナ「では、IFルートではなく、本気で間違ったルートに入るわけだね」

 

フォーティ『お宝があるからな』

 

ダイアンナ「では、奥に進むと、リッチ(幽鬼)の封印が解除されて襲いかかってくる」

 

グース「リッチって結構、強敵じゃないか」

 

フォーティ『問題ない。俺は以前にアンデッドハンターだった。聖なる力の前には、亡者は力をフルに発揮できん』

 

ダイアンナ「リッチの技術点は8、体力点は6になっている」

 

グース「リッチの割に弱くね!?」

 

フォーティ『神の加護だ』

 

ダイアンナ「と言うか、長年封じられて来たので、弱っているみたいだね」

 

フォーティ『封印された化け物のトドメを刺すのが、神に与えられた俺の仕事らしい』

 

 調子に乗って、妄言連発モードになったフォーティ。

 しかし、その実力は本物で、難なくリッチを竜の剣で斬り捨てます。

 リッチの首には、聖なる力を秘めた革袋が掛けられていて、中から【癒しの指輪】(技術+1、体力+4、運+1)という破格の効果のアイテムが出て来ます。

 まあ、ここまで順調に進めて来たので、実質的には運点がマックスになっただけですが。

 

ダイアンナ「洞窟は15メートルほどで行き止まりになっていて、行き止まりの岩肌には何やら印が彫られています」

 

グース「それは調べずにはいられない」

 

ダイアンナ「印を調べると、『押して開く』と書いている」

 

グース「早速、押して……」

 

ボカッ!

 

グース「イテッ。兄貴、いきなり剣の鞘で後頭部を殴るなんて、酷くねえか?」

 

フォーティ『デスティニーマップに書いてあった。「パラグラフ300番で、押して開ける選択肢をとる奴がいたら殴ってでも止めろ。さもないと天井が崩れてきて死ぬ。バッドエンドが見たければ止めんが」と』

 

グース「何その具体的なお告げは!?」

 

フォーティ『とにかく、ここでの探索は終了だ。次は本命の右の洞窟に進むぞ。パラグラフ368番だ』

 

ここから〈ゴルゴンの墓所

 

 

 

 

 

 

 

(未完)


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