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『混沌迷宮の試練』3層め攻略(ローグライクハーフ)

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混沌迷宮の最終回

 

リバT『それでは、カオスマスターに挑むクライマックスの回を頑張るとしましょう』

 

アートス「で、カオスマスターってのは、どういう相手なんだ? 表紙にいるのは、黄金のゴーレムって感じだが」

リバT『それは、出目61で出会う「生命ゴーレム」って強敵ですね』

 

ダルタニア「そう言えば、今回の探索では60台の強敵とは一回も遭遇していないんだね」

 

リバT『イベント総数は36種で、そのうち1回の探索では6〜11種しか経験しないから、順調に進めば、半分ぐらいしか遭遇しないことになります。出目が順調なら、1度も強敵に出会わないままクリアしてしまうこともあるか、と』

 

ターコイズ「しかし、それだと緊張感があまり感じられないでごわすな」

 

アートス「まあ、盗賊のオレがいれば、強敵がいるときに逃げることを選択できるので、その意味では楽ができる。最初は、魔法使いと盗賊のコンビプレイは危険だと思っていたが、D&Dとはゲームバランスが違うようで、火力の高い魔法使いと、危険回避能力の高い盗賊の組み合わせは結構、強いのでは? と感じている」

 

リバT『戦士と神官の組み合わせは、そのうちコンパーニュで試すようですから、評価は別の機会にってことですね』

 

ダルタニア「とにかく、さっさと迷宮に潜ろう。前回の成長で入手した【火吹き獣】のロッシーの活躍が楽しみだ」

 

1つめのイベント

 

アートス「では、ダイスを振るぞ。(コロコロ)42はトラップか」

 

リバT『紋章の刻まれた床から炎の柱が噴出して、ランダムで2人のキャラが炎で2点ダメージを受けます。回避するには、【器用ロール】で4以上を出してください』

 

アートス「ランダムで2人ということは、従者も巻き込まれるってことか?」

 

リバT『ええ。D6で1が出たらアートスさん、2が出たらダルタニアさん、3が出たらターコイズさん、4が出たらランちゃん、5が出たらロッシー、6は振り直しってことで』

 

アートス「危険な罠だから、【察知】して逃げるって手もあるが?」

 

ダルタニア「理想は1と5だな。アートスは回避能力が高いし、ロッシーは火に対して無敵だ。3か4が出たら、従者が一撃死する可能性があるが、ニワトリという保険があるだろう?」

 

アートス「なるほど。よし、だったら、【察知】は温存しておこう。誰が罠に巻き込まれるか、決めてくれ」

 

リバT『かしこまりました。まず、1人めの犠牲者は……(コロコロ)4が出たのでランちゃんです。「キャーッ」と悲鳴をあげて、彼女は炎を避けようとします。(コロコロ)6が出たので、素早く罠を回避しました。さすがは私めの加護が働いたってところでしょうか』

 

ダルタニア「やるねえ、ランちゃん。それでこそ、あたしの従者だ」

 

リバT『で、もう1人は……3が出たのでターコイズさん』

 

ターコイズ「吾輩でごわすか。(コロコロ)2が出たので、罠を避けられず。よもや、こんなところで命を落とすとは……ぐふっ」

 

リバT『本作の従者は生命点が1しかないので、その命ははかないのですね。こうして、太刀持ち従者を失った一行は……』

 

ターコイズ「ちょっと待つでごわす。危うく炎で焼かれそうになった吾輩を庇うために、ニワトリ様がコケーッと飛び込んできて、救ってくれるという展開なのでは?」

 

アートス「まあ、そのためのニワトリだからな。ニワトリ1号を犠牲にして、この罠はクリアだ」

 

ターコイズ「おお、ニワトリ1号よ。お前の勇気と犠牲は一生、忘れないでごわす。滂沱の涙とともに、ニワトリの勇姿を偲ぶ吾輩であった」

 

リバT『夜空にニワトリ1号さんの姿がキランと浮かび上がるんですね🐔』

 

 こうして、1羽のニワトリの命がはかなく散った。

 

2つめのイベント

 

ダルタニア「次はあたしの番だね。(コロコロ)22だ」

 

リバT『コビットの投石器使いが4人現れました。相手は警戒していますが、どうしますか?』

 

アートス「コビットは基本的に友好的な連中だな。6が出たとこだけ敵対的になるみたいだが、基本的には話し合う方向で問題ないと思う。そもそも、こんな混沌迷宮の3回層で何をしてるんだ?」

 

リバT『話し合うんですね。では、反応ダイスを振って(コロコロ)3なら友好的。ええと、彼らは別の地方で冒険していたら、テレポーターを作動させてしまって、気がつけば、こんなところに来てしまったようです。出口を探している……と言ってますが(シナリオに書いてないアドリブ)』

 

アートス「出口か。だったら、我々が作ったここまでの地図を見せて、書き写させてやろう」

 

リバT『コビット4人衆は親切に感謝して、いつか再会する機会があれば、お礼を差し上げましょう、と言いました。順番に、クロド、サブ、モリー、ポピンという旅の仲間ですね』

 

ダルタニア「あたしが知ってる物語とは、少し違う名前か。ええと、指輪をどこかに運ぶ途中かな?」

 

リバT『それは言えません。秘密の任務ですので……とリーダーのクロドが警戒しながら答えます』

 

アートス「オレがアラゴルンみたいに道案内をするのも一興だが、今のシナリオとは別の冒険に突入しそうだからな。それでは、コビット諸君、つつがなき旅を続けてくれ」

 

ダルタニア「一応、この迷宮にいる黒エルフやオークは敵じゃないから。通行許可証になるかどうかは分からないけど、あたしとアートスの署名入りの一筆を渡しておこう。このコビット4人を出口まで送ってやって欲しい、とか書き記して」

 

リバT『では、コビットさんたちは感謝しながら、去って行きました』

 

3つめのイベント

 

ターコイズ「では、今度は吾輩が振るでごわす。(コロコロ)61」

 

リバT『その目は、先ほど申し上げた強敵、生命ゴーレムですね。この敵はレベル4で、生命点12点。毒や魔法による攻撃を無効化するほか、斬撃による攻撃は2点のペナルティーを受けてしまいます』

 

ダルタニア「つまり、あたしは無力化されたわけか」

 

リバT『それと、攻撃回数は3回なので、毎ラウンド、アートスさんとダルタニアさんと、それから騎獣のロッシーさんに攻撃が行くことになります』

 

ダルタニア「それは……ロッシーが殺されてしまう。やられる前にやれ作戦が通用しないとあらば、逃げるしかない」

 

リバT『ただし、弱点が〈黄金のカギ〉ですね。攻撃を命中させてから、難易度7の【幸運ロール】に成功するか、それとも〈黄金のカギ〉を使用すれば、活動するための生命タンクのフタを開き、生命ガスを噴き出すことに成功します。そうすれば、一撃で撃退することも可能……と、ランちゃんが教えてくれます』

 

アートス「何で、そんなことを知ってるんだよ?」

 

リバT『お祖母ちゃんが言っていたそうです。天の道がどうとか』

 

アートス「だったら、矢の先端に〈黄金のカギ〉を取り付けて、遠くから撃ち込むぜ」

 

リバT『命中マイナス2ですが?』

 

アートス「それでも、元の命中が5あるからな。3に落ちても、1が出なければ命中だ。(コロコロ)よし、6で鮮やかに急所に突き立った」

 

リバT『では、鍵穴にカギが見事に突き刺さります』

 

アートス「そのまま、さささッと近づいて、カギをガチャッと回す」

 

リバT『鮮やかな動きに、ゴーレムはたちどころに無力化されます。そして、ゴーレムの動きが止まった直後に、部屋の奥から「ホホホ、見事じゃ」という声が聞こえてきますよ』

 

アートス「誰だ?」

 

リバT『ちょうどいいので、中間イベントに参りましょう』

 

中間イベント『賢者マトーシュと混沌の核』

 

リバT『声の主は、片メガネをかけたフクロウですね。ちょうど表紙絵の右上に載っています。ランちゃんが「マトーシュさん!」と嬉しそうに言います』

 

ダルタニア「賢者マトーシュって鳥だったのか」

 

リバT『正確には人の手足を持った鳥人なんですが、混沌の影響でただの鳥の姿に変えられたそうです。強力な混沌変異の影響は、感染する可能性が高いので、被害を広げないためにも迷宮の奥で待機し、ランちゃんに夢でメッセージを伝え、カオスマスターを倒せる勇者を連れて来てもらったとのこと』

 

アースト「あんたが自分で倒す……ってわけにはいかないのか」

 

リバT『挑んで、失敗して、鳥の姿にされてしまったわけですよ。この姿では強力な魔術も使えないし、肉体的にも脆弱だから勝ち目がない。下手に挑むと、カオスマスターの呪術の作用で、混沌の眷属に変えられてしまうのがオチだから、そうならないように手段を講じたのです』

 

ダルタニア「どんな手段さ?」

 

リバT『ゴーレムの生命タンクの奥から、核を取り出してみよ、とマトーシュさんは示します』

 

アートス「核? どれどれ?」

 

リバT『アートスさんが取り出したのは、よどんだ色合いの結晶体ですね。ヌチョヌチョベトベトしています』

 

アートス「うわっ、慌ててターコイズに渡す」

 

ターコイズ「ヌチョヌチョベトベトだったら、触手で受け止めるでごわす」

 

リバT『すると、ターコイズさんには、それが混沌の力を宿した〈混沌の核〉であることが分かります。そして、核に触れた触手がエネルギーを吸収されて、シオシオに干からびてしまいますよ』

 

ターコイズ「うお〜、吾輩の触手が〜(涙目)。その場に核をポロリと落とす」

 

リバT『その核は、混沌のエネルギーや作用を吸収する働きがあります。力がいっぱい蓄えられた暁には、第2、第3のカオスマスターに成長する可能性を帯びた大変危険な代物ですが、今はまだ力をそれほど蓄えていないので、混沌以外には害がない。むしろ、混沌の力を吸収して浄化するお守りの効力を発揮するわけです』

 

ダルタニア「混沌パワーを浄化してくれるってことか?」

 

リバT『浄化とは少し違って、あくまで吸収です。だから一度、混沌に冒されたものはきれいにならずに、しおれるだけ。混沌化した生物を元に戻す効果はなくて、力を奪いとって消滅させる危険さえあります』

 

アートス「すると、カオスマスターにぶつけると、消滅させられる?」

 

リバT『そんなことをすれば、カオスマスターが2体に分裂する危険があるので、やめて下さい。ここで有用なのは、カオスマスターの放つ【混沌化】の呪術を防ぐ力です。核の混沌パワー吸収能力で守られなければ、戦う従者と主人公たちは【魔術ロール】で3以上を出さないと、混沌の眷属に変えられて敵対化してしまいます。もしも核を持っていれば、単に1点ダメージを受けるだけで済みます』

 

 

 

 

 

 

(未完)


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